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うちわワールドの創作倉庫として作りました。 短編と、漫才中心に書いていこうと思います。

二人「はいどーもー」
トド「トドでーす!」
ケン「ケンでーす!二人合わせて」
二人「トド うふ ケンでーす。」
ケン「うふって何だよ!うふって!気持ち悪いな!」
トド「お前もやってただろ!」
ケン「お約束ですからね。慣れてくださいね!みなさん。暑いですね。」
トド「いや、本当に暑いですね。北国に行きたい!」
ケン「ああ、いいですね。北海道に青森とかね。」
トド「リンゴ!一緒に食べられるね!」
ケン「サカイ引越センターか!りんご良いですね。時期じゃないですけどね。」
トド「イギリストースト!一緒に食べられるね!」
ケン「なんだそれは。イギリス風のトースト?」
トド「いや、パンにマーガリン塗ってグラニュー糖ふったやつ。ジャリッとしておいしいよ!」
ケン「イギリスの話かね?」
トド「いや、イギリス関係ない。青森の。」
ケン「じゃあなんでイギリスなんだよ!って、青森?」
トド「なんならトーストされてないから。公式ページには焼いてたべるとおいしいって書いてある。」
ケン「じゃあなんでトーストなんだよ!今日は青森の漫才ね。」
トド「そうそう。工藤さん喜ぶよ。」
ケン「誰だよ工藤。」
トド「青森は工藤って人が多いのよ。なんならさっきのイギリストーストも工藤パン。」
ケン「そうなのか!じゃあ、工藤の有名人は青森出身だったりするのか?」
トド「いや、工藤はいない。せやけど工藤!」
ケン「いや、うん。どうツッコんでいいかわからん。…なんかスマン。」
トド「青森の有名人で言えば、松山ケンイチよね。松山って名前も多いらしいし。」
ケン「そうなのか。あんまりイメージ無いな。」
トド「松山英樹も青森かな?すごいな、さすが青森山田高校があるな!」
ケン「いや…松山英樹は愛媛県松山市出身だ…。しかも東北福祉大。」
トド「なんでだよ!そのまんまじゃねえか!あと青森山田出ろよ!」
ケン「いやいや、なんで怒るんだよ!あとそのままって何だよ!」
トド「スポーツは青森山田が常識だろうよ。あと、リンゴは青森。」
ケン「そうですね。青森と言えばりんごですね。有名人もいるし!。」
トド「ハイヒールリンゴ、椎名林檎…」
ケン「わざと言ってんだろお前。」
トド「まあな!」
ケン「だろうな。ハイヒールリンゴは大阪。椎名林檎は埼玉!
   りんご娘とりんごちゃんが青森出身!」
トド「リンゴ!一緒に食べられるね!」
ケン「またかよ!なんだよ突然!」
トド「引っ越しだよ。これで椎名林檎と松山英樹を青森に引き抜けば…」
ケン「引っ越しても出身地変わらねえだろ!」
トド「最後の地として選んでもらえばいいんだよ。キリストみたいに。」
ケン「おいおい。キリストの墓の話題に触れるのか、お前。」
トド「そりゃそうだろ。青森はピラミッドもあるし、UFOも来るし。」
ケン「青森のトンデモ話の話題はいいよ!青森の人もあきれて強く否定しないしな…。」
トド「いや、そうやって外部の話題を引き抜いてくれば青森も強国になるから。」
ケン「なんで引き抜こうとするんだよ…。」
トド「だから青森山田を見習えよ!サッカーなんか最強だろ。」
ケン「いやいや…。だからと言って現役選手引き抜いてもなあ…。」
トド「青森山田出身者はえげつないぞ。卓球、野球、サッカー、スケートと各界に有名選手を出しているからな。」
ケン「だからって現役選手を本州の北端に移籍させるなよ!」
トド「いやいや。最後でいい。キリスト理論で。」
ケン「なんだそれは…。」
トド「最終的に青森に住めばいいんだよ。そのためにも青森県では塩分の高い食事で平均寿命が…」
ケン「ええいやめろ!普通にディスるな!なんだよ、そのためにって!」
トド「それににんにくの生産量も日本一だからな。太く短く…」
ケン「やめろ!不謹慎すぎるだろ。」
トド「引っ越しさえすれば青森のもんに出来るからな。なんならイタコで呼び寄せれば…」
ケン「やめろと言っとるだろ!(殴る)」
トド「ぶったね、ぶったねぶったね!ねぶった!ねぶったねぶた!」
ケン「おいおい。」
トド「はいらっせーらーらっせーらー」
ケン「唐突過ぎんだろ!突然ねぶた祭はじめんのか!」
トド「そりゃおまえ、ぶたれたらね!ハネトにもなるよ。」
ケン「どういう理屈だよ…。テキトー過ぎんだろ。」
トド「いやいや。テキトーとか言ったらヤーヤドー」
ケン「今度は弘前ねぷたかよ…。やってらんねえな…。」
トド「おお?ヤッテマレ!」
ケン「無理やり五所川原の立佞武多につなげるなよ…。」
トド「青森ならやっぱり祭りに触れないとな!この赤と青の感じ、ユニオンジャックっぽい!」
ケン「いやイギリス国旗関係ねえだろ!」
トド「イギリストースト!一緒に食べれるね!」
ケン「ええい。くどい!」
トド「いや、くどいじゃ無くて、工藤パン。」
ケン「やかましいわ!」
トド「だからね、大事なのは引っ越しなのよ。」
ケン「もうお前青森引っ越せよ。」
トド「いや、おれフジ好きだから」
ケン「じゃあ良いじゃねえか。リンゴ食っとけよ。」
トド「いや、フジテレビ。青森は映らんの。」
ケン「そのフジかよ!。もういいじゃねえか。テレビなんか見なくても。」
トド「そうだな、住むならおいらせが良いかな。渓谷あるし、自由の女神あるし、イオンあるし。」
ケン「結局イオンなのか…。」
トド「そう、結局イオンなのよ。待てよ、イオンならどの県にもあるな!」
ケン「おいおい。結局そうなるのか。」
トド「そう。青森の甘い誘惑には負けないぜ。赤飯とか茶碗蒸しが赤くて甘くても別にいい。」
ケン「今までの時間なんだったんだよ!引っ越さないんだな!」
トド「さっきまで決断しかけたんだけどね。ギリギリやめとく。ギリギリコース。」
ケン「イギリストーストみたいに言うな!」
二人「どうもありがとうございましたー!」


※ 青森県の都道府県漫才。方言とかキリストの墓とか、あまり掘り下げると荒れてしまう難しい県。リンゴとイギリストーストでゴリ押し。青森クラスの県だと何をネタにするかより、何を扱わないかで迷ってしまいます。場外馬券売り場とか、牧場とか玉ねぎチップスとかは思い入れもありましたが。

ダークな気分。
ノスタルジックとか、ヴィ
ンテージとか聞くと、フ
ザケンなと思ってしまう。
キャンセルしたチケ
ットを破り捨て、
ドアを蹴り破る。
本当に一時は、
命もどうでもいいと思った。
でも、もう取り返せない。
馬車馬のように働くしか、幸せへの乗車
券を手に入れる術はない。
がまんすれば、いずれ道は開く。
外を見ればいつも雨じゃない。こ
れが現実ってことだ。
ただただ、ダークな気分なんだ。

※ ワクチンで休日になり、競馬やってました。調子よく勝っていましたが、最後に全部負けてしまったので、縦読みで状況説明ってなヤツですね。
タイトルについたソングラインが安田記念の勝ち馬です。おめでとうございます。

 あの人にはクセがある。嘘をつくときに目を逸らし続けてまばたきを二回。本人はきっと気づいていないと思っている。でも私にはわかるの。

 今日も帰りが遅い。仕事だったの?と聞くと目を合わせて苦笑い、メガネを上げて軽くうなづく。疑われるのが嫌なのね。でも私は信じられる。嘘がつけないのよ、私には。嘘などついてもバレるから。


 私の妻にはクセがある。私を信じられないと、いろんな質問をして、じっと目を見る。嘘を見透かされているような気がする。だから私は嘘はつかないようにしている。嘘は…ね。

 今日も遅くなる。ただ、仕事で遅くなるから仕方がない。私の妻には嘘はつけない。でも、後ろめたい。仕事であれ、遅くなるのを妻は少し疑うようだから。


 私の仕事は訪問販売。仕事が終わる時間は自分次第。だけれどあまり遅い時間には販売できない。ただ、懇意の奥様には私の時間を販売している。私の販売する消臭剤を使えば、人の匂いはすべて消える。だから、後ろめたいことがある方には、この消臭剤はよく売れる。そしてこの消臭剤を持っている私も、訪問先で良く気に入られる…。
 人には言えない関係であれ、仕事には違いない。だから妻には嘘など無い。だけど、やはり後ろめたい。今日で会うのは最後にしよう。

 呼び鈴を押す。奥様が出る。緊張でネクタイを直す。メガネを上げる。奥様が言う。
「いらっしゃい。何か言いにくいことがあるかしら?」
そういってほほ笑むと、私のメガネを外して、抱き着いてくる。ダメだ。言えない。

 奥様との時間が過ぎる。奥様は問いかける。
「出会っていきなり、何か言いたそうだったわね。最後にしようとでも思ったの?」
奥様は笑いかけ、挑発的に笑う。
「あなたにはクセがあるのを知ってる?」
私はドキリとして、そのクセの内容を問う。
「あなたはね、後ろめたいことがあるとメガネを触るのよ。なぜかはわからないけど。だからあなたは私と会っているとき、よくメガネを触っていた。だからわたしは、貴方のメガネを最初に外すの。
 貴方の持っている商品は私にとって必要なもの。そのスプレーも、貴方自身も。貴方のメガネは私にとって必要のないもの。」
 
 私はもう、奥様と話すのをやめた。もうこれ以上関わることは出来ない。そう決めた。最後に使う消臭剤の代金は要らない。最後に使う私の時間の代金は要らない。その代わり、奥様の今後の時間を全ていただきましょう。これで、妻に心配されなくていい。


 今日のあの人の帰りは少し早い。仕事だったの?そう聞くとあの人は目をそらして二度まばたきをする。明日からは早く帰るよ、だって。何かあったのかしら。何かあったの?そう聞くと、あの人はメガネを上げて微笑みかける。
「大丈夫だよ。君の心配事は何もなくなったから。」


※ 短い文章でまとめようとすると、この程度になってしまう…という短編。
長い文章で書けば書けると思うけど、そんな集中力もそんな情熱ももう残ってないのかしら…。ブラックなものを書くだけのバイタリティーも無いのかもしれません。

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